知っておきたいLPガスのこと

LPガスはクリーンで便利なエネルギー


家庭用・業務用の燃料として一般的なLPガスは、他にも工業用や自動車用(タクシー等)、都市ガスの原料や増熱用、化学原料、火力発電の燃料用など、幅広い用途で利用されていますが、有毒な物質を含まず、温室効果ガスである二酸化炭素の排出量も少ない事から、地球環境に優しいクリーンな燃料といわれています。
平成23年度末の全国統計によると、家庭用燃料ではLPガスが44.6%、都市ガスは45.1%を占めそのシェアはほぼ二分。オール電化の普及とともに若干の変動はありますが、LPガス自体のシェアは大きく変わっていません。
記憶に新しい東日本大震災で顕著化しましたが、LPガスは復旧が最も早く完了したことから、災害に強いライフラインとしてあらためて見直されているエネルギーです。

災害で強さを発揮したLPガス


平成23年3月11日、東日本大震災が発生した直後の東北地方で、最も人命を繋いだエネルギーがLPガスであった事をご存じでしょうか。未だ寒さも残る3月の初旬、どこにでも運べてすぐに使えることから、LPガスは震災の発生直後から避難所の炊き出しなどで活躍するほか、電気・水道・都市ガスなど寸断されたライフラインのなかで、最も早く復旧したという統計も報告されています。
また1999年に発生した阪神・淡路大震災においては、神戸市内で発生の原因が特定された火災68件中「電気の漏電やショートによるもの」が38件(56%)であったのに対し、LPガスを原因とする火災は実に0件だったという記録からも、「災害に強いエネルギー」ということが読み取れます。もちろん、災害対策において単一的なもので万全とはいえませんが、今後大都市での発生が懸念される直下型地震などに備え、公共施設や集会所では分散型エネルギーの観点からLPガスが選択されています。
※阪神・淡路大震災の火災発生件数の統計は、神戸市消防局「阪神・淡路大震災における火災状況」より